4月には訳者による出版記念講演会もありました。
その後ネット上での反応が出てくるか気にはしていたのですが、小嶋が知っている方々を除くとまだ少ない感じがします。大著ということもあるのかも知れません。
でもちょうど出版1年ですので、ここでまとめて紹介しておきます。
(1) 久保木牧師のブログ(現在5回目まで続いています。)
(2) 一キリスト者からのメッセージ(現在25回目まで続いています。)
(3) 『本のひろば』(2016年6月号)、小林高徳氏(東京基督教大学学長)
(4) 自然神学・環境・経済
(4)は京都大学の芦名定道氏のブログと聞くが以下の寸評が付けられている。
方法論的な議論がきちんとなされた上で大きな構想の中での論の展開であり、意欲的な著作である。背景に、リクールなどの現代哲学の動向も見え隠れし、「第5章 「神学」、権威、そして新約聖書」の「1. 序論:「文学」と「歴史」から「神学」へ」の議論の設定などは、わたくしも従来から論じてきた主張も合致している。新約聖書学でもこうした議論を行う研究者が現れていることは心強い(印象としては、ドイツとアメリカの中間的なポジションと言えるだろうか)。議論の細かな点においても、示唆的な内容が少なくない。
訳語の選択に気になるところも存在するが、訳者あとがきは詳細であり、ライトを理解する助けとなる。
以上。また見つかったらそのつどご紹介します。(←ツイッターでは逐次紹介しています。)
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