「人が(ライトの本を)読むより早く本を書く」と自分でも冗談交じりに言うほどだ。
ライトの読者が彼の様々な本や論文を読む際、やはり彼の人となり、生い立ち、信仰的発展、などを知っていることは助けになるだろう。
残念ながらライトの伝記は1冊の本になるようなものは今のところ出てないようだ。
短いながらも助けになるのは、
N. T. Wright: A Biography
だろう。
2007年までのライトの人生と業績がまとめられている。
ライトの著作の神学的、論争的背景の一つに「霊肉二元論」に対する挑戦がある。
彼は「二元論者」だったが、カナダのマッギル大でのコロサイ書註解執筆中に大きな神学的変革を経験した、と述懐している。
In 1983 I started work on my Colossians commentary. By the time I finished it in 1985 I had undergone probably the most significant change of my theological life. Until then I had been basically, a dualist. The gospel belonged in one sphere, the world of creation and politics in another. Wrestling with Colossians 1:15-20 put paid to that.これはMy Pilgrimage in Theologyと言う短い自伝的文章に書いてある。
以上二つを、N.T.ライト読者のご参考までにお奨めする。
0 件のコメント:
コメントを投稿