2013年5月10日金曜日

今年第1回の読書会のリマインダー

(リアルの)ライト読書会が約一ヵ月後となりました。
読書会参加予定者の方々、ご関心のある方々へ、リマインダーです。

2013年6月8日(土)午後1時30分~4時
千代田区神田駿河台2-1OCCビル
4Fの国際ナビゲーター室で。

今回の課題テキスト、Paul In Different PespectivesAuburn Avenue Presbyterian Church, Monroe, Louisianaでなされた講演シリーズの最初のものですが、いわゆるニュー・パースペクティブ・オン・パウロの旗手としてN.T.ライトが宗教改革の基本教理である「信仰義認」を根底から覆す人物であるとの批判を北米のカルヴィニストたちから盛んに受けている状況でのものであったようです。
講演の場所が長老派教会と言うのも、ライトの弁明を気迫に漲ったものとさせている要因かもしれません。

講演の冒頭ライトはこう断っています。
My church grew directly out of the sixteenth-century Reformation, and even where I have disagreed with some of the Reformers’ particular proposals I believe I have remained true to their [Reformers] foundational principles.
そう言う訳で講演の柱は宗教改革原則を表現するのに使われるsola/soloで構成されています。
1. Sola Scriptura
2. Solus Christus
3. Soli Deo Gloria
4. Solo Spiritu
5. Sola Fide 

ライトに対する北米のカルヴィニストの批判は特にこの5番目の「信仰義認」(贖罪論)理解に向けられるのですが、宗教改革の原則を以上1-5と広く視野に入れながら、ライトは批判者たちの「宗教改革者の伝統に立つのは自分たちだ」と言う自負が「信仰義認論」中心になっていることをやんわり批判し、バランスを取ろうとしているように見えます。

なおPaul In Different Pespectives以外の講演と牧師講習会プログラム全体のレポートがここで提供されています。
このテキストを読むに際して講演の「雰囲気」を掴むためにも有益ですので、時間に余裕があれば是非このサイトを訪れください。

また間近になりましたら、最後のリマインダーを掲載する予定です。

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