2013年5月3日金曜日

クーリエ・ジャポンが注目したN.T.ライト

日本でも最近一種の「キリスト教ブーム」がある。

それは主に教会の外、メディア現象としてのそれである。

橋爪大三郎と大澤真幸の「ふしぎなキリスト教」(講談社現代新書)は、2012年の新書大賞に選ばれ、30万部を越す売り上げだそうである。

雑誌でも「キリスト教」を特集したものが幾つもある。 (朝日デジタル、2011年

この他にも、濱野智史「前田敦子はキリストを超えた: 〈宗教〉としてのAKB48」 (ちくま新書)が挙げられるか・・・。

(こんなことに時間を取っていると本題に入れないのでストップ。)

クーリエ・ジャポン2012年8月号の特集
9つの“新常識”で読み解くこんなに不思議な「世界の宗教」
その2番目キリスト教の『天国』は〝死後の場所〞ではなくなった

に「新しい天国観」の旗手の様な存在として、N.T.ライトが紹介されている。

と言っても要するにTIME誌の特集Rethinking Heavenで、ジョン・ミーチャムが書いた記事の翻訳(要約)であるが・・・。


いずれにしてもある種キリスト教の中の論争的な議論の急先鋒としてN.T.ライトが紹介されたことにはいささか不本意な観があるが、ミーチャムがまとめた記事自体は、「この世」への働きかけを動機付ける天国観としてその意義を認めていることには納得する点もあるだろう。(その辺がクーリエ・ジャポン編集部も関心持っている部分らしい。)
 


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