「大和郷にある教会」ブログで既に紹介した記事ですが、少しアップデート・補足してこちらに掲載します。
N. T. ライトの「キリスト教起源と『神』問題」シリーズの第四巻目
Paul and the Faithfulness of God
がいよいよ出版に向けて態勢が整いつつあるようだ。
N.T. Wright アップデートでも、「2013年の夏から秋くらい」と紹介しておいたが、さらに確定的な時期が出版社から案内された。
2013年11月1日(詳細はここ)
しかし、またまた「えっ」である。
「第4巻目」が、3冊の構成でリリースされることはその後LOGOSのPre-orderで周知のことである。
今回の「えっ」は、中心volumeであるPaul and the Faithfulness of God自体が何と2分冊になる、と言うことである。2冊合わせての総ページ数は何と1,700ページ!
ここで整理しておこう。
N. T. ライトの「キリスト教起源と『神』問題」シリーズの第四巻目は、以下のように4つの本で構成される。
① Paul and the Faithfulness of God
Book 1: Part 1 & 2
Book 2: Part 3 & 4
② Paul and His Recent Interpreters
③Pauline Perspectives: Essays on Paul 1978–2012
②のPaul and His Recent Interpretersは、「イエスと神の勝利」(「キリスト教起源と『神』問題」シリーズの第二巻目)と同じように「研究史」部分として入れるつもりでいたが、2009年の段階で無理だと判断し、出版者と相談して別なボリュームになったそうです。
③Pauline Perspectives: Essays on Paul 1978–2012、はそれではこの際パウロ研究に関する論文集成を一緒に、と言う出版社からの提案で、「契約のクライマックス」所収の論文を除く、30-40論文を収める予定だそうです。
発売時期は、上記のようにフォートレス社は11/1としていますが、とにかく現在奮闘中だそうで、最悪でも11/23-26の期間、ボルティモアで持たれる「Society of Biblical Literature」学会までには間に合わせたいと切に願っているそうです。
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