2013年6月19日水曜日

ウィリアム・ティンダル

先日の読書会報告で掲載した文章を先ず掲げてから始めよう。
宗教改革の先駆者で初めて聖書を英語に翻訳しようとしたティンダルと友人のフリスの間で交わされた書簡から引用して講演を始めている。

In his first letter to Frith, dated probably in January 1533, he writes this memorable sentence, which was etched upon my mind and heart long before I became a Bible translator myself. ‘I call God to record,’ he writes, ‘against the day we shall appear before our Lord Jesus, that I never altered one syllable of God’s word against my conscience, nor would do this day, if all that is in earth, whether it be honour, pleasure or riches, might be given me.’
たまたまネットサーフィングをしていたら次のような記事を見つけた。
Tyndale and the English Bible:The martyred genious who brought the Word to the people

これはTyndale Societyに投稿されたものだが、寄稿者Tai Kawabataは編集者注によるとThe Japan Timesの記者であり、同氏による同タイトル記事がThe Japan Timesに掲載されている。リンク

(※ちゃんと比較していないが二つの記事は同一のようである。後者のジャパン・タイムズの方で読むことをお奨めする。)

どうやってこの記事を見つけたか?
読んでもらえば分かるように「田川健三」である。

実はこの方に関しては本屋で少し立ち読みしただけで「こりゃあかん」と思った人である。
殆んど相手にしていないが、ティンダルが聖書翻訳に関して果たした重要な歴史的役割が日本ではよく理解されていない、と言うことでDavid Daniel, William Tyndale: A Biography
を訳したのだと言う。


  
なかなかやるじゃん。
と思ったので、読書会の追記みたいな感じで取りあげました。


2 件のコメント:

  1. みーちゃんはーちゃん2013年6月19日 22:55

    この本、うちにありますが、ただ、田川先生節炸裂なので、訳者注がうっとうしい本でもあります。まぁ、著者が欠けている視点なんかをちゃんと批評的に訳者注として書いているという点ではいいのですが、そこまで訳者注、つけんでいいやんか、と思った本でした。

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  2. さすが。T氏は結構特徴ありますよね。(笑)

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